地震

クリスマスイブにレッドタグ、家が立ち入り禁止に

*12月23日にクライストチャーチで発生した強い地震で、私の住んでいるアパートが危険な状態になり…
深夜12時過ぎに警察が警告に来たので車で一晩明かした話の続きです。

翌朝、7時前に目が覚めました。

車であまり眠れなかったけど、すぐアパートに戻って荷物をまとめはじめたよ。
赤か黄色かまだ分からないけど、もし赤い紙が貼られたら家に入ることも出来なくなるから少しでも取り出しておかないと><

しばらく荷物をまとめていたら、朝8時ごろに蛍光色のジャケットを着た人が来て…建物をチェック&写真を撮ってる!
このアパート、これからどうなるんですか?って聞いたら
「私は判断をしに来たわけじゃないけど、あと数時間で家の調査の最終結果が出ると思う。おそらく赤い紙が貼られるだろうけど…。もしラッキーだったら黄色かな?たぶん赤だけどね」

やっぱりレッドカードを貼られてしまいそうな感じらしい@@

もしレッドになったら、建物に住めないどころか絶対立ち入り禁止
家財道具一式が取りだせないままになってしまったら大変!なので必死に荷物を運び出しはじめました。

しばらくして…

私のフェイスブックへの書き込みを見て、近所のお友達が駆けつけてきてくれた!
クライストチャーチ中心部にあるモーテルCentrePoint on Colomboを経営されているジェフさんと直美さん、息子さんが!

朝の忙しい時間にも関わらずモーテルの車も2台出して手伝ってくれた!
荷物の大移動
はっきし言って、自分たちだけじゃ選別してある程度しか持ち運べない所だった…

それに今日はクリスマスイブ!本来なら家族で楽しむ特別な日なのに、こんな大変な作業を手伝いにきてくれて…本当に感謝です。

いつ赤い紙を貼られて出入り禁止になるか分からないから、荷物を移動させながら不安でいっぱいでした。
もう選別したり仕訳している場合ではなく、とにかく何でもいいからまとめて4階の私の部屋から下へ運んで…

荷物を外に運び出している途中、ついに他の棟から赤い紙を貼り始めたという声が!!!

やっぱりうちの建物レッドになるんだ……!

もうこれはやばい!と、ラストスパート!!
めちゃめちゃだけど、そんなの気にせず一気に荷物を突っ込んで外に出していった。
棚の中身を全部袋にあけるような感じ@@
モーテルで使用するシーツを詰め込むバッグを持ってきてくれたので、それに割れない物はほとんど選別せずにどんどん入れていって運び出して行ったよ。

そして何とかほぼ全ての家財道具を運び出すことに成功しました・・・

クライストチャーチで地震
とりあえず庭に出した荷物

レッドカードは各階段の下と門の外にも貼られて、さらに敷地内に入れないようにテープも張られた
レッドステッカーを貼られた
まだ築5,6年の新しいアパートなのに…

これが貼られたレッドタグ
赤い紙
Do not approach or enter this building. (この建物に近づいたり入ったりするな)

まさかクリスマスイブにアパートを強制的に&ほとんど時間も無く立ち退くことになったなんていまだに信じられない・・・

この後、救出した荷物を一時的にCenterPoint on Colomboモーテルのガレージに移動させてもらったけど、物が多すぎる!
机やテレビ台などの大きい家具もあるし…

次の課題は、この荷物をどこに置くかいうこと。
今日はクリスマスイブで貸し倉庫も閉まってる…

それにクリスマスってニュージーランドでは特別な日だからね!クライストチャーチにいる友達も親戚が集まってクリスマスパーティーをしていたりする><

そんな中でもマーガレットが開き部屋に荷物を置かせてくれるということになり、トレーラーを出してモーテルまで駆けつけてくれた!

車で牽引するトレーラー。これがあれば大きいものも一度に運べる
トレイラーで移動
荷物を車2台とトレーラーに積み込めるだけ積み込んでマーガレットの家へ運びました。

マーガレットの家は海に近いフェリミードだから、今回の地震でも玄関口や庭が液状化して大変だったみたい!
この日も一日、液状化した泥を集めているところだった…
荷物を運びこむ
2月の地震でレッドタグを貼られた他の友達の私物もかなり置いてあった

こうして、移動が終わり時計を見たら既に夕方6時半!
考えてみたら昨日の昼食にランチを持ち帰って食べて以来、食事してない…
あまりにもいろんな事があってご飯を食べていない事すら忘れてた@@

このあと食事してモーテルに戻りました。
とりあえず泊まるところが無いから、ジェフさんがモーテルを抑えておいてくれたんだ!
だから数日間はモーテルに泊まれることになって良かったです。

夜に行われたハグレーパークでのクリスマスキャロルイベントにも行きたかったけど・・・既にくたくただから諦めてモーテルでゆっくりすることにしたよ。

こんな怒涛の一日を乗り越えられたのは友人たちのおかげだよね。
二人だけでは絶対にここまでは出来なかった…
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。