イベント・お祭り

南島最大のワイタンギデー記念式典:Okains bay

2月6日はワイタンギデー、1840年2月6日ニュージーランド先住民族マオリ族とイギリス王冠との間で平和条約が締結された日です。

クライストチャーチでは、アカロアの近くにあるオケインズベイ(Okains Bay)で南島最大のワイタンギデー記念式典が開催されました。
毎年アートセンターやアートギャラリーでマオリのイベントなどに参加してたけど、この本格的な式典を見に行くために、クライストチャーチから車で1時間半位ドライブして行ってきたよ。
アカロア
オケインズベイは、リトルリバーを過ぎてアカロアへ向かっていく道の途中から、左に曲がって丘を越えた場所にあります。
アカロアのある側でなく、丘を越えて反対側にあるベイです。
からっと晴れてたらキレイに見えるんだろうけど、朝はもやがかかって少しぼやーっとしてた

オケインズベイの入口で、入場料一人10ドルずつ払って中に進みます
akaroaの近くのOkains Bay
駐車場は奥にありますよー!と言われて奥まで来てみたら・・・駐車場っていっても道のサイドに停める感じなんだね・。・
会場のOkains Bay Maori and Colonial Museumのかなり手前から道路の両サイドにずーっと車が止まってた

着いたのは11時頃だったけど、まだ初めのPowhiri(マオリの伝統的なウェルカムの儀式)の途中だったよ。
ニュージーランド先住民族マオリの博物館にて
すごい人ごみ。マオリのダンスとかをやってるのは分かるんだけど、前に背の高い人がいっぱいいて良く見えない・・・

ここは、マオリ資料館なので、古い船やマオリに関するいろいろな展示物もありました。
中心には、マオリの集会場のマラエ(Marae)もあります。
マラエ
マオリの伝統的な歌やダンスも披露されてた

中はこんな感じなんだね。柱には彫刻が施されていて、中心には木の彫刻像がある。
マラエ
ここで集会を開くなんて特別な感じがする・・・

ウェルカムの儀式の後は、Citizenship Ceremonyです。
ニュージーランド先住民族マオリの博物館にて
ニュージーランドの市民権を取った人を集めてこんなセレモニーもあるんだね。
日本は二重国籍を認めていないからニュージーランドの市民権を取る人は少ないけど、この日市民権を取得した人たちはサモア、マレーシア、ドイツ、アメリカなどなど・・・いろんな国から来ていました。市民権を取るまで10年とかかかった人もいるって言ってた。
ニュージーランドでは永住権が取れたらそれでもう生活に支障はないけど、たしかにNZのパスポートを持ってキウイになるって特別な気分なんだろうね!
市民権を取った人たちはクライストチャーチ市長から直接ニュージーランド国民になったという認定証や記念品の木の苗を受け取っていました。

クライストチャーチ市長のボブ・パーカー氏の挨拶もありました。
クライストチャーチ市長
首からかけているのはニュージーランドの伝統的なものなのかな?

前の方に座っていたマオリの首長みたいな人達が持っていた杖
ニュージーランド先住民族マオリの杖
博物館で見かけるような杖を実際に持っているんだね。先祖代々受け継がれた杖なのかな?パウア・シェルもあしらわれている

12時半からは、マオリの伝統料理ハンギのランチです。

ハンギとは…ニュージーランドの先住民族マオリに伝わる伝統料理のこと。特別なお祝い事のときに作られるんだとか。
地中に穴を掘り、焼け石を敷き、その上に鶏、豚、牛肉とジャガイモやキャベツなどの丸ごと野菜が入った大きな籠を入れ、濡れた布を被せて数時間蒸し焼きにして作る。
手間も時間も人手もかかるため、現代ではモダンハンギと呼ばれる大きな窯を使った専用の器械も使われています。

でもここでは伝統的な地中に穴を掘る方法でつくられたハンギ料理が振る舞われるとのこと。
こんな本格的なのは初めて!!
本格ハンギ料理
強そうなマオリの男性が4,5人で脇から少しずつ土を掘り起こしていきます。
掘り起こしている所から、煙が出てきてすごくいい香りがしてきました

ハンギ料理体験については次の記事で・・・

Okains Bay Maori and Colonial Museum

営業時間 : 10:00am~5:00pm
入場料 : 大人10ドル、子供2ドル
ホームページはこちら


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