以前ニュージーランドのデザイン専門学校に通っていたころ・・・
無事卒業課題が終わって、その後が大変だった。
ここからがこのコースで一番キツイという、最後の山場があるんだ。
それは・・・
今まで作った全課題の修正＆モックアップ（見本を作る）！！
全課題って言ったって、もちろんいっぱいある。
今までグラフィックデザインコースで作ったのは…
・IDデザイン
会社のロゴ、レターヘッド、invoice（請求書）、封筒などのステーショナリー
・本
表紙等込みで最低１２ページ
・広告
ビルボード（道端にある巨大な看板）、アドシェル（バス停にある大きな広告）、webバナー、販促アイテム１つ
・雑誌
表紙等込みで最低１２ページ
・ＤＭメール
Ａ３に両面印刷して、４つ折りにしたもの
・パッケージ
スーパーで売っているような箱もの
・ＡＧＲ
株主などに資料として渡す会社の売り上げの推移などを説明する冊子。
表紙等込みで最低１２ページ
・ＣＤケースとＣＤレーベル
ＣＤケースにはＣＤが２枚入るようにする。ＣＤレーベルは２枚
など…
それらを業界スタンダード（プロの作品として納品できるレベル）に全部もっていかないと、ディプロマ（NZQA level6）が取れない！
デザインを終えて、いい紙に印刷して、時間をかけてモックアップ（組み立て）して…
先生に見せたら、一文字だけスペルミスがあったとか、一ミリ線がずれてたとかあったらもう一度やり直しになる＠＠
みんな真剣で、ほとんど無駄話してない・・・
最後の３週間は、毎日が課題のデッドライン（締め切り）前のような緊張がずっと続いてた！
ニルはフルーツギフトショップの、フルーツ入れをデザイン。
実際にフルーツを買ってきて入れて、写真撮影…
今はオンラインの時代だから、こういう作品を作るだけじゃなくて、写真でキレイに撮ってオンラインポートフォリオ（作品集）にアップロードする必要もある。
オンラインポートフォリオ作成も卒業要件の一つなの。
キャスは、今までの作品全部を並べて写真撮ってた
角度を工夫して何度も取り直して・・・
グラフィックデザイナーの仕事を探すなら、ポートフォリオを就職活動に使うからね。
ある程度の印刷代は専門学校の授業料に入っていても、紙代は別なんだ。
みんなまとめて紙を購入
つるつるで薄い紙は雑誌の本文に、一番厚い紙は名刺や絵本の印刷に…って使い分ける
どの紙でも一枚３０セント。
でもウエアハウスとかで買ったら、一枚２ドル位するらしい・。・
２カ月先に卒業予定のクラスメイトが、「たぶん卒業できるだろう」とちょっと余裕で課題を進めていて、最後に１人をのぞいて全員卒業延期、卒業式もキャンセルっていうトラブルから学んで、私たちはかなり前倒しでやっていったら・・・
ちゃんと全員が卒業に間に合うように全ての課題が終わりそうになってきた！
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