ニュージーランド移住10年目。ラジオ局での仕事、留学会社運営していてのあれこれ

  1. クライストチャーチ

メモリアルサービス:クライストチャーチ地震

クライストチャーチではまた非常事態宣言が1週間延長されて、さらに数週間は延長されるだろうと言われているほど、まだ落ち着けるような状態ではありません。

そんな中だけど、昨日、ハグレーパークでクライストチャーチ地震のメモリアルサービス(the National Christchurch Memorial Service)が行われました。
ニュージーランド政府主催の犠牲者追悼式です。
追悼だけでなく、たくさんの力を貸してくれた世界中からの方への感謝、日本への祈り、復興への希望などが詰まった式…なのですが、向かう足取りは重かった。

というのも、正直、まだ式に参加してどうこう・・・という気分ではなくて・・・。

クライストチャーチは復興どころか中心地はレッドゾーンのまま。行方不明者もまだ全員見つかったわけでもないし・・・。
ライフラインはかなり戻ってきているものの、被害が大きかった地域でまだ下水が戻っていません。同僚の家も3週間以上経つけど未だにトイレが流せない…。
そんな今起こっている日本の大地震、とても心配でしょうがないです。

重い足取りで、ハグレーパーク・ノースへ向かいました。
臨時のバスも多く出ていた

市中心部の立ち入り禁止区域の境においてあった巨大なコンクリートのかたまり。ポールだったらなぎ倒して・・・ってことも可能だけど、これなら絶対に不可能だよね@@

10時半から生演奏がスタートし、式典が開始されるのは12時半頃から。
12時頃にハグレーパークに着くと、すでに公園全体が人でいっぱいだった
ニュージーランド、クライストチャーチの地震 メモリアルサービス
ずーっと向こうの方まで、これだけ多くの人が集まっていても、ほとんど誰も話していなかった。
ひそひそ声で話さないと、周りの人に迷惑になるような感じ

メモリアルサービス開始前に、レッドゾーンと呼ばれるクライストチャーチ市中心部の立ち入り禁止区域の映像が巨大スクリーンに映し出されていました。
ニュースなどで部分的に流れたりはしていたものの、改めて見る震災後の市街地全体の様子。

こちらから当日流れた映像が見れます
TVNZのサイト Inside Christchurch's Red Zone (14分ほどです)

まだ始まる前なのに、この映像を見て泣いている人を何人も見ました。
大好きなクライストチャーチが変わり果てた姿になってしまったのを認めるのは本当に辛いです…

ステージが設置されていたけど、ほとんどの人はステージが遠すぎて見えず、各エリアに設置されている巨大スクリーンを見る形になってました。
ニュージーランド、クライストチャーチの地震 メモリアルサービス
12時25分にマオリ語と英語の挨拶でメモリアルサービスが始まりました。

最初に全員起立して合唱したのはイギリス国家God save the queen。
ニュージーランドに住んでいてイギリス国歌を歌う機会は無いから、知らない…。

ステージは黒で、フラワーショーで使われる予定だった花が飾られていました。
ニュージーランド、クライストチャーチの地震 メモリアルサービス
イギリスのウイリアム王子、オーストラリアのジュリア・ギラード首相なども参加

地震が発生した12時51分には2分間の黙とうが行われました。

キウイアーティストによる生演奏、スピーチなどが混ざったプログラム。
クライストチャーチ出身のシンガー・ヘイリー(Hayley Westenra)のアメイジング・グレイス(白い巨塔で使われた)、ニュージーランドの名曲、Dave DobbynのROYALなど…心に響く。でも、まだ現実と向き合うのは辛すぎて、胸が押し潰されそうでした。

TVONEとTV3のニュースでも、「このメモリアルサービスをするには早すぎたんじゃないのか」と言ってたし、開催前にいくつかのラジオ局でも「まだ早すぎるのでは?」という話が出てたけど、私もなんでこの時期なのかすごく疑問に感じた。
真夏日の炎天下の中多くの人が泣いていて、私もとても辛くなり途中で帰りました。

クライストチャーチはまだ復興というよりは、とりあえず倒壊寸前の建物を壊し、インフラを復旧させている状態。立ち入り制限区域に多くのビジネスが入っていて、いまだに物も取り出せないと不安が募っていたり…
私の職場である放送局は、なんとかお願いした末、専門家と一緒にヘルメットと蛍光色のジャケットを着て短い時間だけパソコンなどを取りに行くことは出来たけど、まだ運営には時間がかかりそう...><

ジョン・キーNZ首相も、ボブ・パーカー市長も、イギリスのウイリアム王子もクライストチャーチの地震だけでなく日本の地震への思いも寄せていました。

最後に、NZや海外の救助隊や警察、ボランティアの方など頑張っている人たちの映像と共にクルセイダーズ(クライストチャーチのラグビーチーム)のテーマソングが流れました。

会場で流れた映像、TV3のサイトより 日本の救助隊も映っています!
この映像が流れている間、多くの人が涙を流していました。
地元で最も人気があって誰もが誇りに思ってるクルセイダーズのテーマソングをバックに流れる映像・・・見てると希望が沸いてくるよね!
 

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コメント

    • olohuone
    • 2011年 3月 20日

    Naokoさんこんにちは。9月の地震の後、応援の意味も込めて、前から予定していたクライストチャーチ旅行を決行した者です。滞在先ホテルや観光局へ確認した上で決めました。観光客が減ることも打撃になるかなと思ったので。その際もブログにコメントさせていただきました。
    2月にまた地震、ということで胸を痛め、ニュースでのNaokoさんのコメントも真剣に聞いていました。お世話になったホテルのオーナーの方々の安否も気になりますし。
    その後日本でも大地震が起き、NZ地震の情報はあまり入ってきません。にも関わらず、今回、NZからも支援の申し出があったとの報道があり、感謝の気持ちでいっぱいです。私も、遅ればせながら、日本赤十字を通じてニュージーランド地震救援金に募金させていただきました。
    都内でも毎日のように震度3程度の地震が続き、あまり寝られない状態が続いています。以前なら、単発でなら震度3くらいなら気にならないレベルだったのですが、一度大地震を経験すると、感じ方が全く違いますね。
    節電のため会社でもオフィス内消灯したり、自宅でもなるべく電気をつけずに過ごしています。寝る場所があるだけでもありがたいことだということは重々承知の上で、でも、薄暗い中で一日過ごしているとマイナス思考になってきますね・・・ノイローゼ気味にもなってきますし。
    でも、皆で協力しあって復興していけたらと思います。
    Naokoさんも、NZ国内、日本国内の皆さんも落ち着かない日が続きますが、気をつけて、過ごしていきましょう。
    皆に早く平和な日が訪れますように。

  1. Olofuoneさんこんにちは!
    やはりニュージーランドは観光・留学産業が大きいので、クライストチャーチ地震によってさらに観光、留学業界などに影響が出るのではないかと心配しています。
    局地的な地震だったので、被害の大きいシティーセンターや東側は滞在するには向かないけど、ほかのエリアは通常通り開いてるし、クライストチャーチ以外には全く地震の影響が出なかったし・・・少しずつ、クライストチャーチの観光スポット、レストランなども紹介していけたらと思っています。
    そんな中、9月の地震後クライストチャーチに来てくれたのが純粋に嬉しいです^^今は9月の地震のときとは比べ物にならないくらいのダメージを受けてしまったけど、でも着実に、毎日街の見ためが少しずつ変わっています。
    日本のことも心配で、まともに考えると辛くなってしまうけれど、お互いに日本もニュージーランドも安全で新しい素敵な都市になることを信じて、楽しみにしていきたいですね。
    まだ余震も続きますのでお互い気をつけていきましょう!!

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