仕事日記

テレビでおなじみのコメディアンインタビュー収録

先日、TV3のニュージーランド制作のコメディー番組7DAYSのチームキャプテンでおなじみのPaul Egoと、コメディアンのMark scottがプレインズFMに来てくれたよ。
ニュージーランドの芸人
ポール(左)とマーク(右)

ポールはオークランドのMoreFMやTHE ROCKで看板番組のDJやってただけあって、録音もすごくスムーズだった!

マーク「芸人になったきっかけは…スタンドアップコメディーを習うコースに最初通ったんだ。
通って分かったことは…やっぱお笑いは人から習うことは出来ないって。場数を踏むしかないって気づいて、パブでそこら辺にいる人にジョークを言い続けてるうちに、プロになった」

ポール「最悪だったパフォーマンスの思い出は豊富だよ。もちろん最高なのもたくさんあるけど…
中でも、1996年にクライストチャーチのアートセンターでソロのお笑い野外ライブをやった時、その週すごく冷え込んで、寒くて誰も来ないんじゃないかって心配だったんだ。平日の真ん中だったし…

結局7時からの自分のパフォーマンスの時間になっても、6人しかお客さんがいなかったんだ。
その頃のお笑いライブの仕組みって、テクニシャンに一晩分のお金を払ってるから、どうせ払ってるからショーはやるしかないよねってことでキャンセルにせず、続行したんだけど…

次のコメディアンの出番の時には、さらに夜冷え込んできてお客さんが一人だけになっちゃったんだ。
普通前の方に座ってるお客さんに絡むものだよね。もう1人しかお客さんがいないなら、質問してからみまくるしかないでしょ~って思ったけど・・・いくら話しかけても反応がすごく悪い。
それでもしつこく絡んでたら、実は一人だけ見に来てた人は、あまりの寒さにお客さんがいない様子をかわいそうに思った通りすがりのクリーナーがお金を払って、その人に見に行かせたってことが判明したんだよ!」

他にもパフォーマンス中に隣の建物の取り壊し工事が始まってほとんど音が聞こえなかったとか、
ステージに上がる日を間違えて前日に会場に来ちゃったら、大物芸人に「誰もいなくてもいいじゃないか!芸しちゃったら?」って言われて誰もいないところでパフォーマンスすることに…とか話が止まらなかったよ。

でも2人共通して言えることは、「すごく盛り上がったパフォーマンスも、最悪だったパフォーマンスも全てが良い経験になってる」ってこと。
大変だった話こそ、ネタになるんだとか。
コメディアンは最悪だったショーについての面白い話はみんな持ってるらしい・。・

途中でポールがニュージーランドのスーパーPAK'nSAVEのCM(黄色いバックグラウンドに棒人間でおなじみの)の声をやってくれて…むちゃくちゃ似てるモノマネだな…って思ったら、本人だった
あの毎日流れてるCMの声の主なんてビックリ!

PAK'nSAVEのCMの声を担当してもう5年になるけど、あのCMの声はスティックマン(棒人間)の声なのか、スティックマンを見ている人の心の声なのか、いまだに謎だって言ってたよ。

ニュージーランド人なら知ってる有名人だけどすごく明るくて優しくて…普段からずっとジョークを言い続けている感じで楽しかった!