クライストチャーチ

ニュージーランド地震のあるある本

以前、You know you're from Christchurch when…という「ニュージーランド地震でありがちなことを笑い飛ばして明るく復興を乗り越えていこう」っていうジョーク本が出版されましたが、その第二弾が発売されます!

You know you're from Christchurch when…2
ニュージーランド地震を題材にした本

もちろん地震は笑い事じゃないんだけど、地震が起こってから、今まで非日常だったことが日常になったり、新しい常識が出来てきたよね。
それをみんなでとりあげて、こんなことよくあるよね~って共感して笑い飛ばそうっていう本。

例えばこんなことが書いてあるよ。(日本語訳はけっこう適当)

You're impressed with the road quality out in the rural parts of Christchurch.
クライストチャーチのちょっと郊外に出ると、道路のクオリティーの高さに感動する

道路をだいぶ直してはいるけど、ボコボコのところもまだ多いもんね^^;
こんな風に地震後、なんでもない事でもおお~って思うことある!
他の都市に行ったとき、煙突があるのを見た時にちょっと感動したり・・(ほぼクライストチャーチのレンガで出来た煙突は無くなったから)

Even the locals can't give directions to tourists.
地元の人でさえ、観光客に道案内が出来ない

クライストチャーチの中心部は建物を取り壊しててかなり景色が変わっちゃったから、どこにいるのか分からないときがある…
道路のサインもなくなってたり、道路の一角が建物取り壊しのため一時封鎖されてたりもするし…

The CBD has more car parks than cars.
CBD(クライストチャーチ中心部)は車よりも多くの駐車場がある

建物を取り壊した跡地はとりあえず駐車場になってるところが多い!
今はパーキングが安くなって、どこでも停めれて便利になったよね。多すぎるって話もあるけど…

こんな感じで、地震で変わったちょっとした日常で、みんなが共感できるようなことを一ページにつき一つずつとりあげた本なんだ。
ニュージーランド地震を題材にした本2

でも今読んでみて、「ああ、これって地震直後のことだよね」とか「地震が起こってからしばらくはこうだったよな~」とそれぞれの苦労が過去になりつつあることに気づいた。
ここずっと余震はほとんどないから、余震関連のネタはほとんど過去の話のように思えてくるし…

他にもこんなのが載ってるよ。

You automatically grab your smartphone or laptop after a shake
so you can check if you guessed the magnitude correctly.
地震の後、スマートフォンかノートパソコンを見て、自分の予想したマグニチュードが合ってるか確かめる

これはもう定番だね!職場でも地震があったら、まずは予想し合って、しばらくして誰かが調べて発表してくれるのが定番に。
みんな専門家のようにマグニチュードを予測できるようになったけど、深さと震源からの距離によって全然感じ方が違うから、思ったとおりにいかなかったり。
最近はほとんど余震がないからしばらくやってないなぁ。

Hard hats and reflective vests are high fashion.
安全ヘルメットと蛍光ジャケットはかっこいいファッション。

You go away for a holiday and decide which houses would be destroyed or red/green/yellow stickered after an earthquake.
ホリデーに行った時、あの家は地震があったら崩れるな、とか、赤、黄色、緑のタグが貼られると予測する

これもやるよね^^; クライストチャーチは危険な建物はみんな壊れちゃったからむしろ安全に感じるけど、オークランドやウエリントン、ダニーデンなど他の都市に行ったとき、この建物は地震あったらマジやばい!って話してることある。
どんな感じの建物が崩れたかとかみんな知ってるから・・・

You pick up your three-year-old from preschool and he tells you that he and his friends have been playing "EQC".
3歳の子どもを幼稚園からピックアップしたら、子どもが「EQCごっこ」して友達と遊んだと言ってた

EQCていうのは国が払ってくれる地震保険。保険の申請が多すぎるから、いまだに何の修理もされてない家は多く、待ち時間は莫大…いつになったらうちの修理をしてくれるのかと怒ってる人は多く、地元の人の会話でよく話題にあがる。
でもEQCごっこって何をするんだろう・・・ちょっと気になる(笑)

この本の第一弾(去年だったかな?)が出たときは、あまりに当てはまることが多くてうなずいてたけど、今日この本の第2弾を手にとって、多くの項目が過去になってたことに気づいてちょっとほっとしたよ。