ニュージーランドの歩き方に執筆したコラム「ニュージーランド移住までの道」
＊ガイドブック「地球の歩き方」の公式サイト「ニュージーランドの歩き方」に連載したコラム「ニュージーランド移住までの道」の再掲載です。
ワーキングホリデーの帰国が迫る
やっぱり帰国するのは本当に辛かった！
ワーキングホリデー後半は、クライストチャーチのシティー（中心部）で日本人同士でフラット（家を数人でシェア）に滞在。
最初は現地の人や違う国の人と住むのも楽しそうだなと思ったけど、実際に住んでみると日本人同士だと文化が一緒でみんなマナーも良くて当たり前が当たり前で…本当に楽。
もうワーホリも後半に入って英会話にも慣れてきたところだったから家で日本語環境っていうのも気にならなくなった。外では英語を話すし。
でもこれがワーホリ前半だったら英語力の伸びに影響が出たと思う。最初に英語環境を徹底したことで、半年過ぎた頃から英語を話す時に完全に英語で考えられるようになってきて。（日本語から英語に訳さない）
英語環境にしていたのが自分にとってはすごく良かったって感じる。
英語を英語で考えて話すのが定着してからは、生活の一部に日本語が入っても英語で話せるようになった。
この頃ラジオ番組も３０分番組から１時間生放送に！地元の人や高校留学、ワーホリの人にも協力してもらって、みんなでアイデアを出し合ってリスナーからのフィードバックを大切に、番組はどんどん形を変えていった。
日中取材して、深夜までスタジオで編集して、１時間の生放送。
ほっとするのもつかの間、また１から来週分を作り始めて・・・
帰国までって考えたら、一回一回がすごく大事に思えたから、ほとんど旅行へも行かずにラジオ番組制作に思いっきり打ちこむ日々。
大変だったけど楽しかったし、ラジオ番組を通してたくさんの人に出会えた！
心残りなのはニュージーランドの旅行が思ったほどできなかったこと。もっとしたかったな～
帰国直前の１ヶ月位はとにかく忙しい。
ニュージーランドでTOEICを人生初受験
まず帰国前にクライストチャーチで人生初のTOEICテストを受けたんだ。日本で就職に役立つしって、友達と一緒に初受験！！
TOEICで思ったほどのスコアは取れなかったけど、まあ初めてだしこんなもの？これから何点伸びるかが大切。英会話にかなり慣れたとはいえリーディング力も上がるかというと・・・机での勉強も必須だと感じた。
それからニュージーランドで買った車の売却！
ギリギリまで乗りたかったから、帰国２週間前に売りに出したんだけど直前過ぎて、帰国までに売れないという緊急事態にTT
でも私が帰国後にフラットメイトが代わりに売ってくれた！
買ったときと似たような額で売れてよかったけど・・・
友達にも迷惑かけたし、ほんともう少し余裕持って売りに出すべきだった＾＾；
帰国前の数日は、元ホストファミリーやお世話になった人、友達と会ったりしてたら、もうあっという間。
そしてニュージーランド帰国当日。
ニュージーランドでの一年間の思い出がこみ上げてきて…一生懸命やってきた分、これで帰国になるんだって考えたら、悔しい気持ちと寂しい気持ちで涙が止まらなかった。
それに、もう明日から友達に会えなくなるなんて辛いし、大好きなシティもハグレーパークも歩くことも出来ないなんて・・・って。
クライストチャーチ空港の出国審査でも泣いてたから、普通の質問はほとんどされず出国審査官に「きっといい思い出がいっぱいあったんだね。また戻ってきてね！」って優しく声かけられた。
そんな優しく声をかけてくれるのがまたニュージーランドらしくてもっと涙が
帰国後は、大学に戻って再びマスコミ、ラジオの勉強を継続！
同級生はもう卒業して、知らない人ばかり。
ちょっとアウェイ感があったけど、その分外国人の先生方５、６人と毎日英会話できたのはうれしい。
私の地元にニュージーランドから中学校に教えに来たALTの先生がいると聞いたときには、役場に電話して、その先生の連絡先を教えてもらったりも！
そのニュージーランド人の先生とは今も仲良しで、今考えたらあの時勇気だして良かった。
ニュージーランドにいた１年間で出来た友達も日本に帰国してて、そんなワーホリ仲間たちと遊んだり、英語で話す機会もあったから思ったほど寂しくは無かったかな。
ラジオ番組は日本から継続。日本に住むキウイや外国人にインタビューしたり…
日本で収録してクライストチャーチのラジオで放送。
そしてニュージーランド移住についても。
ワーホリ生活後半から、ニュージーランドに将来移住したいって強く思うように。ニュージーランドが大好きで。大自然はもちろんキウイとの生活は居心地がいい！
帰国してからは、より強く移住したいと感じた。
移住するには、ニュージーランドで就職活動して、ワークビザを取得、その後永住権を申請しなきゃいけないって分かったけど、ただ具体的にどうやって、いつごろってまだピンとこなかった。
でも将来結婚して、しっかり働いてお金を貯めて40歳くらいまでにはニュージーランドへ移住できたらいいよね？って漠然とよく彼と話していた
