ニュージーランドの歩き方に執筆したコラム「ニュージーランド移住までの道」
＊ガイドブック「地球の歩き方」の公式サイト「ニュージーランドの歩き方」に連載したコラム「ニュージーランド移住までの道」の再掲載です。
大学でマスコミ学科（メディア＋コミュニケーション）在学中に１年間休学してニュージーランドへ。ワーホリ終了後、大学を卒業した後帰国２年経って再び３か月短期留学してますますNZ移住したいという気持ちが高まった
3ヵ月間の再渡航と、まさかのジョブオファー
ニュージーランドワーホリ後数年経っても、ニュージーランドに将来移住したい！という強い気持ちは変わらなかった。
２００６年には、クライストチャーチで撮った写真を日本の写真コンテストに応募して、９０００人ほどの応募者の中からグランプリを受賞！
その副賞でもらったJALの世界一周航空券で、世界一周旅行に行ってきたんだ。
フランスやイタリア、アメリカを周った。歴史ある町並みや大都会・・・
でも、やっぱり二人とも移住したいと思う場所はニュージーランドのクライストチャーチだった。
よっぽどニュージーランドとフィーリングが合ったのか、どの国も観光はしたいけど住むってイメージが全然わかない。
そして２００７年に結婚。
（一緒にNZワーホリに行った日本人の夫と）
この頃もしシングルだったら、とりあえずまたニュージーランドに渡航してただろうけど・・・
結婚してるし、無計画なニュージーランド移住なんて出来ない。
だから移住するまでに、もっと準備して、貯金＆英語力をさらに上げてから行きたいと思っていた
2008年には、また単身で３ヶ月間ニュージーランドへ渡航することに！
英語の勉強やラジオ制作で行きたいっていうのもあるけど、何か将来ＮＺ移住へのきっかけがつかめればと思って。なんて言いつつ、今回も本気でニュージーランドにとにかく行きたかった。
もう筋金入りのNZファンというか……旅行も生活も両方したい、だから３か月。
当時、夫は日本の大学で働いていてて、この時には、夫がアメリカの大学で働くのも決まってて、みんなにも来年アメリカに行くって話してたんだ。
アメリカに数年住む予定で・・・そうしたら、当分ニュージーランドにも行けなくなるから今のうちに３か月行きたいって計画で。
そして２００８年１月にニュージーランド航空で渡航！
実はニュージーランド航空は今回が初めて。
乗った瞬間からニュージーランドの雰囲気で良かった。大好きなニュージーランドナチュラルのマンゴーシャーベットも出たし♪
この時からいい航空券があればニュージーランド航空に乗るように。
飛行機の隣に座ってた女の子は、これからワーキングホリデーでニュージーランドに旅立つところってたくさん話してくれた。
既にカナダ、オーストラリアに行ってて、今回でワーホリ３回目。ワーホリ話をいろいろ聞いてたら、長時間の飛行機も苦じゃなくて、むしろ寝不足に。
彼女とはその後も何回かニュージーランドで再会
クライストチャーチ空港に着いたら、ホストファミリーが迎えに来てくれてた。
今回は、ワーホリの時すごく楽しかった仲良しのホストマザーの所に再び滞在することに決めていて。
さっそくホームステイ先に着いて、その晩ゆっくりしたら・・・
翌朝からは語学学校の見学へ！
前回の教訓から、今度は最初に語学学校へ通おうと思った。（ワーホリ後２年ぶりに渡航した時、日常英会話は出来るしあえて学校には行かなくてもいいかと思ったらホームシックになった苦い経験が）
学校でまず新たに友達を作りたくて。
ニュージーランドにまだ着いたばかりで即申し込んだ語学学校１校目を見学中に、ラジオ局から電話が。
「クライストチャーチへおかえり！！出来れば早めに放送局に来てほしいんだけど」
？？急ぎの用事って何だろう？
学校見学後、その足で放送局に行ったら・・・
なんと、パートタイムで放送局で働かないかとのジョブオファー。
現地で仕事のオファーだなんて・・・信じられない！＆嬉しすぎる！！
しかも私が勉強してきてずっと働きたいと思っているラジオ局で。
2002年にトレーニングをしてくれたニッキーがいまや局長。私のこともよく知ってるから声をかけてくれたんだろうね。
この時は、ようやくずっとやってきた努力が報われた、日本からもずっとラジオ制作を続けてて良かった！って思った。
放送局のマネージャーから「ニュージーランドから帰国して２年後、３か月間再びクライストチャーチ来た時にぐっと英語力もラジオ制作スキルも上達していて驚いたけど、あれから４年たった今、さらに英語力も見違えるほど上達して感心している。前低かったって訳じゃなくて学習姿勢が素晴らしい。
誰とでもうまくやっていくコミュニケーション能力も生かして働いてほしい」
とまっすぐ目を見て言われて。
けど・・・
ワーホリビザはもう使っちゃったから、働く権利が無い。
ワークビザがあれば働けるけど、フルタイムでないとワークビザは申請できない。
パートタイムの仕事だとワークビザが出ないし働けない…！！
（海外で働くには働く権利＝ビザが絶対に必要）
でもたとえ給料が出なかったとしても英語の勉強にもなるし、何よりもその経験はすごく貴重だと思ったから、給料はいらないからボランティアでその仕事をさせてほしいってお願いしたんだ。
ボランティアスタッフは募集していない（即戦力じゃないと困るから）けど、特別枠としてボランティアとして受け入れてくれることに。
まさか、この３ヶ月のニュージーランド滞在で認められてラジオ局に就職が決まり、そのまま移住→永住権取得することになるとは、この時は全く想像つかなかった。
