ニュージーランドの歩き方に執筆したコラム「ニュージーランド移住までの道」
*ガイドブック「地球の歩き方」の公式サイト「ニュージーランドの歩き方」に連載したコラム「ニュージーランド移住までの道」の再掲載です。
本格的に生活をニュージーランドに移す
ようやくニュージーランドに「住んでる」って実感がわいてきた…
ニュージーランドで働き始めてから1年たった2009年には、妹がワーキングホリデーでクライストチャーチへ来てくれたよ。
家族が1年間ニュージーランドに来てくれるなんてすごく嬉しい!特に夫とまだ離れ離れの生活だったからより心強い。
これを期に、自分達だけで住んでみたいと、初めて自分名義で家を借りることにしたんだ。
ネットで検索したり、住みたいエリアの不動産屋さんに直接行って物件リストを見せてもらったりして、家を探すのが楽しかった!見学できるのが仕事時間中だけなのがネックだけど、うまくお昼休みを利用して何件か見て・・・ようやく見つけたのがシティー中心部の新しいアパート。
セキュリティーゲートもあって、共同のサウナまである!バスタブは無いけどそれはしょうがない…ニュージーランドってバスタブがある家が少ないからね。
ただ今までとは違って、電話、電気の契約から、今までほとんど持っていなかった家財道具の買い出しまで…そうやってこれからの生活の基盤を揃えていくのってお金もかかるし大変だけど、なんだか楽しい!
いきなり一度に家具を揃えるのはすごく大変だったから、最初は友達からかりたテーブルやキャンプ用の椅子を寄せ集めて、まさに家の中でキャンプ状態からのスタート^^;
ここからトレードミーや安い家具屋さんなどをうまくつかって家具を揃えていったんだ。
アパートに引っ越した後、一度やってみたかったハウスウオーミングパーティーもしてみた!
ようやく自分達だけで住むようになって、ニュージーランドで仮住まいしてるっていうワーキングホリデーの延長みたいな感覚だったのが、ここでようやく生活してるって実感に変わってきた。
ラジオ局での仕事にも少しずつ慣れてきたよ。
いつもはスタジオでひたすらパソコン使って仕事してるけど、大聖堂広場やイベント会場から生放送したり、放送局のパーテイーを準備したりと外に出ることもあって、そんな行事もまた楽しみで。
パーマストンノースやネルソン、ネイピア、ダニーデンなどに行って、お互いのラジオ局から良いところを学ぶ機会もあったんだ。一年目はほとんど緊張して意見を話せなかったけど、慣れてきたら出張も楽しみに。
また以前のニュージーランド人とのフラット生活を通して感じた文化の違いを元にラジオドラマを制作して、私のラジオ番組でも放送。
その話をまとめてニュージーランド全国ラジオドラマコンテストに応募したら、優勝!演劇化されることが決まり、英語で演劇の台本執筆にも取り組むことにもなったよ。
2009年にはニュージーランドラジオアワードを受賞。ファイナリストに残ってオークランドのスカイシティーのコンベンションセンターでの発表&受賞式に参加して…名前を呼ばれた時は、ずっと7年間ラジオを続けてきて良かったって感激だった。
仕事は順調だったけど、実際アメリカとニュージーランド、どっちにするかはなかなか決まらなかった・・・でも最終的には夫もニュージーランドの留学エージェントの仕事が決まり、ニュージーランドに生活を移すことにしたんだ。
そして別々に生活をして約2年、ようやく夫が合流。
こんなに長く離れ離れになってて、本当に辛かった!
でも喜んでる場合じゃない、次はいよいよニュージーランドの永住権を申請しなくちゃって考え始めたんだ。