NHKの地球アゴラで、サムの発明意外にもう一つ取材してたのがあったんだ。
実際には番組で使われなかったけど、個人的におお~って感動したし紹介したいと思うよ。
それが、最新型の薪ストーブ!
この日は気温は一ケタ、雨も降って寒かったけど…薪ストーブがある部屋に入った瞬間にぽかぽかで幸せな気分になった(笑)
説明してくれたリチャード
クライストチャーチにあるHarris Home Firesはニュージーランドで作ってる薪ストーブの販売店。
建築家のクリスが「高級な薪ストーブを取り扱ってるお店として有名だよ。」って言ってた通り、質のいい薪ストーブや最新のものを開発してるんだとか。
今回見せてもらった薪ストーブは、熱を利用して発電するもの
なんと薪ストーブにUSBがついてて、携帯電話もチャージ出来る!
ここで発生した電気を使ってファンも回してるから、送風口から暖かい風も出てくるんだ。
上の部分も200度以上あるからお湯を沸かしたり調理も出来るんだとか。
見た目もモダンだよね!
リチャード「モダンだけど、薪ストーブはモダン過ぎないデザインにするのも重要なんだよ。薪ストーブは何十年も使い続けるものだから、デザインが古くならないように斬新なデザインは作れない。だからこの薪ストーブもモダンだけど斬新すぎない落ち着いたデザインにしたんだ」
なるほど~でも横の板の色は選べるようになってた!
薪ストーブの高温と、外の温度の温度差を利用して熱電発電するっていうアイデアは、先日紹介したサムの発明と同じ考えのもの。
サムは実用的にするためにコストダウンを考えてたけど、薪ストーブってもともと値段がそれなりにするものだから、もっと発電量を賄う事も可能なんだとか。
外に排出される煙も、全く色がついてない
もちろん環境にも配慮されて作られてるんだね
「サーモモジュールをもっと多くつければ、この薪ストーブで作った電気を家の電気として使うことが可能になってくる。
ソーラーパワーや小さな風車などと一緒に、冬にはこの薪ストーブから電気をまかなう事が可能になるんだけど、実際に家でそこまで発電して生活したいというニーズはそんなには無いのが現状なんだよね。
だから現時点でみんなに関心が持ってもらえるレベル(USBで携帯などがチャージできる程度) でまず導入したんだ。
まずはこういう商品でみんなにクリーンなエネルギーに関心を持ってもらって、環境に対する関心がもっと高まってくれたら嬉しいな!
そうしたら将来的にさらに薪ストーブももっと多くの電気を発電したいというニーズが高まって行くんじゃないかな。」
この最新型の薪ストーブは、ここのお店で売っている一般的なものより500ドル程度高いだけなんだとか。