クライストチャーチ

最初の地震から今日で2年

2010年9月4日の早朝に、ニュージーランド南島、クライストチャーチでM7.1の地震があってから今日で2年。

一つの区切りってことで、日本から合唱団も親善演奏旅行でクライストチャーチを訪問、お昼頃に市庁舎で演奏もあったみたい。

クライストチャーチの新聞・The Pressの今日の一面

Christchurch, New Zealand

一面に大きく載ってる写真は、2年前に崩れたManchesterストリートとWorcesterストリートの間の建物。
もう新築の建物が建ってる!

今日の新聞には、EQCに関するアンケート結果が載ってた。
※EQC(earthquake commission)とは…家の保険に入っている人に適応される国の地震保険。
クライストチャーチではEQCが家の調査に来た、EQCから連絡が無いなど、地元の人の話題によく出てくる

アンケートに答えた人のうち半分がEQCとのやりとりにがっかりした、コミュニケーション不足に問題があるっていう結果が掲載されてたよ。
みんなが一斉にEQCに申請してるから、時間がかかるのは分かるけど、改善してほしいよね!

 

2年前の今日、地震が起こったのは土曜日の早朝4時35分。
時間が時間なだけに・・・幸いにもこの時は死者ゼロ、あの時はこんな大きな地震はこれで最初で最後だろうって思ってたよね。

地震直後、真っ暗な中、どこへ行っていいか分からずコロンボストリートを大聖堂へ向かって歩いって・・・
このときはドキドキだったけど、この後2月に発生した地震に比べれば被害状況はかなり限定されてた
2010年9月4日早朝、クライストチャーチで地震

まだ夜が明けない暗闇の中、セキュリティや消防車のサイレンが鳴り響いてたのを思い出すよ。

これで古くて危険な建物はフェンスで囲まれてたから、2月22日の地震で多くの被害者が出たけど、それでも9月の地震があったから被害が少なくなったとも言える。

2011年2月の地震直後には4アベニューに囲まれていたレッドゾーン(立ち入り禁止区域)も、少しずつだけど小さくなっていってるよね。

クライストチャーチ中心地、立ち入り禁止区域

現在のマップ(赤の部分が立ち入り禁止区域)
まだまだだけど、着実に減ってるし、新しいお店もオープンしてきてる!

地震があったのは本当に残念だけど、もうクライストチャーチには崩れてきそうな危険な建物は無くなったし、建物のチェックもすごく厳しくなったよね。
歴史的な建物も補強して安全になるだろうし、新しい建物もかなり耐震強度の高いものになる。

クライストチャーチのこれからの再建が楽しみ。観光客や留学生がどんどん来て明るい町になってほしいな!