炭鉱跡地Brunner Mine Historic Area へ!
ニュージーランド南島ウエストコースト旅行の続き。クライストチャーチ在住の私がふと思い立って西海岸へドライブ。次に行ったのは Brunner Mine Historic Area。
ここは、かつてニュージーランド最大の炭鉱があった場所!19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ニュージーランドの産業を支えた歴史的なエリア。2020年にも一度訪れたけど、その時は雨でゆっくり見て回れなかった。でも今回は快晴!歴史を感じられる興味深い場所だからうれしい

Brunner Mine Historic Areaの入口
到着すると目に入るのが、炭鉱跡地の入口建物。黒い木造の建物に「Brunner Mine」の看板が掲げられていて、ここから歴史の舞台へと足を踏み入れる感じ

実際に石炭を運んでいたトロッコ

駐車場に車を停めて炭鉱跡地へ。まず目に入るのが、実際に石炭を運ぶのに使われていたトロッコ。レールの上に置かれていて、まるで今でも動き出しそう・・・!
しかも下から入れるようになっていたからリアムが早速トロッコの中へ!
「ちょっとした秘密基地みたい!」って大喜び。こういう歴史的なものに触れながら遊べるのは、面白い経験だよね。8歳にとっても石炭について、たくさんの人が昔ここで危険と背中合わせで一生懸命炭鉱で働いていたことなどたくさん質問してくれた。
橋の上から川にダイブ!?
さらに奥へ進んでいくと、炭鉱跡地と対岸を結ぶ Brunner Bridge が見えてくる。この橋は、かつて石炭を運ぶために使われていたもので、今では歩行者専用。

橋を渡る途中、ふと下を覗くと…若い男の子たちがこの橋の上から川に飛び込んでた!!
「えっ、ここ飛び込めるの!?😲」と驚きつつも、見ているとめちゃくちゃ楽しそう。地元の子たちの遊び場になっているのかもしれないね。
橋の上からの景色。キラキラの輝く川と緑の絶景に向かってばっしゃーん!と飛び込む音が響く

炭鉱事故のメモリアルと歴史
対岸へ渡ると、炭鉱で働いていた人々の歴史を伝える メモリアルや案内板 がいくつも設置されている。
このエリアは、1896年にニュージーランド史上最悪の炭鉱事故が起こった場所。爆発事故により、65人もの炭鉱夫が亡くなったという悲しい歴史がある。
案内板には当時の炭鉱の様子や事故の背景について詳しく説明が書かれていて、ここで働いていた人々の暮らしや苦労が伝わってくる。
石炭を使って鉄を作っていたBrick Works
少し歩くと、大きなレンガ造りの遺構が残されている。ここは 石炭を使って鉄を製造していたBrick Works(製鉄炉跡)。当時のまま残されているので、産業革命時代の雰囲気を肌で感じられる。
この場所で作られた鉄は、ニュージーランドの発展に大きく貢献したそう。今は静かな遺跡となっているけど、当時は大勢の炭鉱夫がここで働き、蒸気が立ち込めるような活気ある場所だったんだろうな。
少し離れた場所から炭鉱跡地全体を眺めると、トロッコや橋の構造物が、当時の炭鉱の雰囲気を色濃く残しているのが分かる。

まとめ:ニュージーランドの歴史が感じられるスポット
Brunner Mine Historic Area は、単なる炭鉱跡地ではなく、ニュージーランドの産業の歴史を今に伝える貴重な場所。石炭産業の発展、事故の悲劇、そしてそこに生きた人々の物語が感じられる。
今回は晴れていて、じっくり散策できたのがよかった!
緑も豊かで空気が澄んでいて歩くだけでも気持ちいいし。
次回はさらに、グレイマウス周辺を探検してみたいな。