クライストチャーチ

クライストチャーチ大聖堂で発見されたタイムカプセル開封!

ニュージーランド、クライストチャーチの地震で大聖堂広場にある像が倒れて落ちたんだけど、その像の土台からタイムカプセルが発見された!
地震が起こって以来暗いニュースが多い中、タイムカプセルって夢があるよね。一体何が入ってるのか気になる・。・
そのタイムカプセルを、ついに開封するということで取材に行ってきたよ。

場所はカンタベリー博物館のConservation Laboratory。(一般に開放されていないエリア)
メディアのみの立ち入りで、安全のため入口でチェックインして、出るときにチェックアウトするようになってた。

博物館は地震以来まだ閉まったままだけど、外の屋根部分が一部壊れたりはしてるものの、中は大丈夫そう。
Laboratoryまで行く間に、展示コーナーなども通ったら、全くいつも通りだった。倒れたり散らかったものも、すでに元通りに戻していたのかな?

タイムカプセルは全部で3つ。

ガラスのボトル、銅の筒と、四角い箱。
見つかってからずっとカンタベリー博物館で保管されていたんだとか。

ガラスのボトルと銅の筒の2つは、大聖堂広場にあるJohn Robert Godley像の下から出てきたもの
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
地震直後にこの像の下からタイムカプセルが発見された

一つ目のタイムカプセルであるガラスのボトルは、すでに開けられていました。中に入っていたのは紙。
タイムカプセルの中身
濡れていたから文字の一部が見えなくなってるけど、この像は1867年に建てられたもので、1918年に移動させられた…と像について書いてある!手書きで、当時の市長のサインも。

1つめのビンは既にあけられていたので、ここからがタイムカプセルを開ける瞬間!
2つめのタイムカプセルは、同じくクライストチャーチの大聖堂広場で見つかった銅の筒。長さ40cmくらい
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
こんな立派な筒が大聖堂広場の像の下にずっと埋められていて、今オープン!するわけだから何が出てくるんだろう!?と期待が高まる。

市長もメディアも、みんなわくわく…

嬉しそうに”This could change our lives?!”と言いながら筒から中身を取り出すクライストチャーチのボブ・パーカー市長
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
中には、大聖堂前にある像は、1933年4月29日に元の場所に戻されたことが書いてある文章が入っていた

それと一緒に、当時の新聞がいっぱい入ってたよ。
でも同じ新聞が図書館に全部保存されているらしい。
未来へ向けた手紙とか、思い出の品とか、宝の地図とか?wタイムカプセルといったらそういうものが入ってるのかな~と思った!

そして3つめのタイムカプセルであるこの箱は、Manchester StreetにあるThe old Civic Buildingから最近みつかったもの

クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
この中にも新聞がどっさり入ってた・。・!
1922年のクライストチャーチの年間計画や予算(橋を造るのに幾らとか・・・)などの市役所の帳簿や書類、本、封筒など…
なんと、市長のクレジットの詳細まで入ってた。

箱に入っていた本とカラの封筒
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
CITY OF CHRISTCHURCHと書かれた小さな本。文字と写真でクライストチャーチについて書かれているようだった

本には大聖堂周辺やリトルトン港のパノラマ写真のページも!
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
本にパノラマ写真ページが折り込んであって、広げてみれる

市長が、新聞に書かれた当時のニュースを見てこんなことがあったんだ~って読みあげてたよ。
クライストチャーチ大聖堂前で発見されたタイムカプセル
クリスマスについてとか、広告とか、選挙についてとか・・・

「僕だったら、最近良く着ているオレンジ色のジャケットをタイムカプセルに入れて埋めてもいいかな~」って冗談っぽく言ってた。

カンタベリー博物館は、出来れば来月にオープン出来たら嬉しいと博物館のスタッフが話していたよ。