クライストチャーチ・アートセンターの横にあるコートシアターで劇・Home Landを見てきました。3月20日まで上映されています。
入場料は大人45ドル、学生割引では26ドル
クライストチャーチのコートシアターはニュージーランドでも指折りの劇場
この日はオープニングナイト(劇公開初日)。完全に満席だった!
80歳のKENは、郊外のファームに40年間住んできた。ずっと住みなれた家だけど、最近年齢的にも生活するのがつらく、もうこれ以上一人で暮らすのは難しい。
ある週末、娘たちがファームにやってきた。
KENを老人ホームに連れていくために来たけれど、KENは長年住んだ家を離れたくなかった・・
舞台になるのは、KENのファームハウス。このラウンジで全てのシーンが演じられる
ニュージーランドのよくある家庭の風景から舞台は始まりました。
娘夫婦と孫が入ってきて「おじいちゃんー遊びにきたよー」
左側のキッチンでご飯を作って準備して、ディナーを食べた後はデザートを食べつつさりげない会話をして・・・全てが日常のシーンだから、リスニングしやすい!
ストーリーはいたってシンプルで、老人ホームに行くしかないけど行きたくない主人公・ケンと家族のやりとり。
最初は久しぶりに会う家族同士で楽しく話すけど、しばらくして、親戚間で揉め始めるリアルな展開。
途中、感動的なシーンで涙が出てきました。周りをふと見たらみんな泣いてる・・・
素晴らしい劇が終わって退場するときに、みんなハンカチで涙を拭いていました。
・・・感動したまま席を立ってホールを出た後には、そのままコートシアターのロビーでオープニングイベントが始まります。
初日の公演を見て記事を書こうと、新聞、雑誌、ラジオなどメディア関係者も多く集まっていました。
スパークリングワインかオレンジジュースが振るまわれた
サンドイッチやミニパイ、ミニパンケーキなどを始め、フルーツとチョコのディップ、エクレア、アップルパイなどどれも美味しいおつまみも
ディレクターのあいさつなどが進んでいく一方、すごい人だったから、超暑い・。・
後日、仕事でこの劇ホームランドのディレクターさんのインタビューを収録する機会があった時には、思わず聞き入っちゃいました。
Court Theatreは以前はアートセンターに入っていましたが、現在はアディントン(Addington)のLincoln RoadからBernard Streetに入った突き当りにあります。
2023年末に中心地(Corner of Colombo and Gloucester streets)に移転する予定です。