地震

クライストチャーチ地震から約3カ月経って

2010年9月4日に起きたクライストチャーチ大地震から約3カ月が経過。

地震後1週間後位からは観光にもほぼ支障なくなって、今ではほとんどの人が普通の生活に戻っています。
あれから急ピッチで行われている復興作業は今もずっと進んでいるけど、まだまだ取り壊すのを待っていてそのままになっている建物も多くある感じです。

クライストチャーチのあちこちで、鉄の棒で建物を支えていたり、板で窓を補強されているのを見かけます。

クライストチャーチ地震後-The Octagon Live Restaurant
大聖堂そばにあるレストランのオクタゴン・ライブ(The Octagon Live)のこの建物には、支えている鉄の柱にニュージーランドらしいカヤック、マウンテンバイクなどのアクティビティーの像を飾ってた

クリスマスシーズンになると、これらの像にサンタ帽子をかぶせて、さらにクリスマスな飾り付けまでされてたよ。補強された建物って殺風景になりがちだけど、こんな遊び心があるのもいいよね。

建物が取り壊される時に巨大な重機が入るから、道が通行止めになります。地震直後ほどの通行止めじゃないけど、それでも市内中心地の予期せぬところで通行止めになってることも多くて、渋滞も出来やすい…
クライストチャーチ地震後

3000回を超えた余震があったけど、ここ数週間ようやく余震も落ち着いて、クライストチャーチに住む誰もが「地震はやっと終わった!!」と思って夏をエンジョイしていたら・・・

先日立て続けに強い余震が起こりました。
私はネルソンに旅行中だったけど、友達からの携帯メールで気づいて、カフェで新聞を見たら・・・
12月26日にクライストチャーチで大きな余震
タイトルそのままだよ。もう終わったと思ってたのに!新聞のタイトルThe Pressの下にある赤いグラフが、12月26日に起こった余震。大きいのが立て続けにあったし、夜も眠れない感じだったんだとか。

今までにマグニチュード5以上の余震は13回もあったけど、(M5以上になると、物が落ちてきたり真剣に机の下に隠れるレベルだよね!ショッピングモールが閉まったりとか・・・)今回の余震はM4.9。
だけど震源地がクライストチャーチのシティーセンターのすぐ横だったのが原因で、すごく揺れたんだとか。

9月の最初の地震以来、余震で初めて市街地が一時的に封鎖されて、停電もして大変だったそうです。

この26日はボクシングデーで、ニュージーランドでは、ほとんどのお店が閉まるクリスマスデーの次の日の大セールの日。
リカトンモールのあるお店のマネージャーの話しだと、1年で一番売上のある日なんだとか。
だから、お店がオープンしたての10時半に一番大きいのがあって、モールがしばらく封鎖されたなんて大変だよね!

もちろん9月にあったM7.1の地震に比べたら全然大したことは無くて、一般家庭にほとんど影響はなかったみただいけど、今まであった余震の中では一番大きい部類なんだとか。
今回さらにダメージが加わったのは、シティーセンターにある歴史的な建物やすでにダメージを受けているレンガ造りの建物など・・・
クライストチャーチ地震の震源地
The Pressの新聞↑ 地図に載ってる建物が被害が出たもの。写真右下は大聖堂!上の部分に完全にヒビが入って危険な状態に

ネルソンから戻ってマンチェスターストリートを通ったら、この余震でお店がこんな風に
大きな余震でさらにダメージが・・・
店の前にある街灯も折れ曲がってた

本当にもう終わったと思っていたからショックでした。
昨日、6日間の旅行から帰ってきたら、うちも花瓶が倒れてたり、棚の上にあった小物が下に落ちていてびっくり><
でもうちはその程度で被害は全く無かったです。

こうやって写真で見るとショックだけど、実際に古い建物(主にレンガのもの)が壊れているだけで、ほとんどの家には支障はないし、公共の交通機関はもちろん、アクティビティー、宿なども問題ないのでニュージーランド旅行でクライストチャーチに寄って観光することには問題はないです。

ただ生活していて、揺れること自体は問題ないんだけど、これだけ長い期間余震が続くと精神的にまいってくるよね。