デザイン専門学校

専門学校で求められる基準

以前ニュージーランドの専門学校に通った時の話の続き。

専門学校での授業は、実践でデザインするのが7割で、理論が3割位。

理論の授業はパソコンでやるんじゃなくて、机に座ってやるタイプ。
アイデアの出し方、リサーチの方法、効果的なデザインとは、タイポグラフィー(文字)について、色について、広告デザインの研究などなど…

パソコンに向かっている時間が多いから、机で勉強する時間があるのはいい気分転換になるね。

色鉛筆で思うがままに絵を描くセッション

ニュージーランドでデザイン専門学校

リラックスして、指定された色で、直線や円などを組み合わせて自由に描いて~って。

どこで書いてもOKなの。
机じゃなくても、寝転がってでも座ってでも好きな姿勢でいいって。

しばらく描いてたら本当にリラックスしてきたw

これをやることによって色や形の与えるイメージや、型にはまらないデザインの考え方を学ぶんだとか。

 

実践でデザインする授業はラボと呼ばれるコンピューターが並ぶ教室でやるんだ。

ブリーフ(課題)を出されて、それを1週間、または2週間かけて完成させて提出。
提出してやったー!って喜ぶのもつかの間、すぐに次のブリーフが渡されて次の制作に取り組んでいく。

課題もただ提出すればいいんじゃなくて、業界スタンダード(仕事として使えるレベル)じゃないとやり直しになる。
この業界スタンダードっていうのが細かくて厳しかった!

最終作品提出後に、全員一度はやり直し箇所を指摘されて先生のOKが出るまで修正することになるよ。

作る過程も重要で、チェック項目は細かい!
ニュージーランド専門学校の授業
一番最初に作った課題ポスター&ちらしのチェック項目。
これはまだ最初のだからチェックすることが少ないけど、これからもっと増えていった

プラン立てて、リサーチして、スケッチして、最終スケッチして、やっとOKが出たからパソコンでデザインを作って提出しても、チェック項目が全部OKにならないとダメ><

保存したファイルのパレットに余計な色が残っていないか、全ての画像の解像度は大丈夫か、スペルミス、文法ミスは無いか、コントラストは適切か、効果的なレイアウトか、デザインからメッセージが伝わるか、フォントは適切か・・・たくさんの項目が。

やり直しをするごとに、ちょっとずつ作品が良くなっていくし勉強になる。

全て完成したら、いい紙に印刷して断裁して先生に提出!
これがけっこう大変だった。

グラフィックデザイン 専門学校
課題をこなすために何曜日に何をするのか計画を事前に立てる

語学学校なら、ある程度受け身でも授業はこなせちゃうしなにより楽しい雰囲気だけど、
専門学校だと積極的に自分から動かないと課題が間に合わなくなるだけじゃなくて、単位を落として資格が取れなくなっちゃう。
だからデッドライン(締め切り)前にはみんなイヤホンを付けて集中して作業していて、クラスがシーンとしていることも。

先生が本音で厳しいことを言って、生徒が怒ることも何度か・・・

それも専門学校では最初から就職を視野に入れているからで、業界で通用する人材を育てるために本気なのが伝わってきたよ。

 

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