仕事日記

アサーティブネス・トレーニング

日本では相手の気持ちを察するって文化があるから、はっきり自己主張することって少ないよね。
でもニュージーランドではもっとはっきりと物を言わないと、気持ちが伝わらない事も多々ある!

これはもう英語力がどうとかの問題じゃなくて、文化の違いだよね・・・

それでプロフェッショナルディベロップメントの一環として、Assertiveness Training(アサーティブネス・トレーニング)を受けられることになったって前に書いたけど・・・

この前一回目のレッスンに行ってきたんだ。

予約してあった会議室に行くと、まだ先生のマーガレットは来てなかった。
広い会議室で一人で待ってたらちょっと緊張してくる・・・

しばらくして、笑顔で先生のマーガレットが来た!
明るくて気さくな先生で良かった!

まずはAgressiveとAssertiveの違いについてから。
今回のアサーティブネス・レッスンで習うアサーティブとは、相手を尊重した上で、誠実に対等に意見や考えを伝えること。
アグレッシブになっちゃだめ。
アグレッシブっていうのは、ただ声を張り上げたり、感情のまま話したりすることで・・・
この二つは違うものだっていう話から。

確かに日本とニュージーランドじゃ文化が違うから、英語で仕事しているときの私は、日本語で話してるときよりはっきりものを言ってると思う。
それでもニュージーランド人のすごく気の強い人が強気で話を進めてくると、頑張って対抗しててもそのうち細かいことをずーっと言われて、結局言い負かされてしまうことも・・・

「言葉のテクニックだけじゃなくて、態度もとても重要なのよ。
あのぉ・・・すいませんけど・・・って態度だと、相手が大きく出てくる。
逆に偉そうにしてたらけんか腰になっちゃうかも。
心を開いて、本心で対等な気持ちで接することが重要。」

これは職場でだけじゃなくて、日常生活でも使えそうだね!
不条理なことを言われてムカッと来ても、逆に心を開いて対等に話すと言葉が伝わりやすかったりするって。

「実は人間のコミュニケーションは、言葉が全てじゃないのよ。
Body languageが70パーセント(手や体の動かし方だけじゃなくて、表情を含む)、声の出し方が23パーセント(怒鳴っている、穏やかなど)、そして実際に発する言葉の影響は、たった7パーセント!

たとえば、

I have a 21 years old son who is called Patrick.(私には21歳のパトリックという息子がいます)

という文章を明るい口調で笑顔で言えば、息子を誇りに思ってると分かるし・・・
同じ文章をつまらなそうな口調で言えば、息子に不満があることを含んだ印象になるでしょ。

だから小手先の言葉のテクニックを覚えるより先に、声のトーンや態度を意識することが重要。

あなたが思ってる以上に、感情が顔に出ちゃうものだから、面倒だな~ やりたくないな~ この人なんか嫌だわ~ 早くこの場を去りたいとか思いながら話をすると、誤解されることが多い!」

とにかく誠実に、対等に、堂々と… 心は顔に出るから相手を尊敬して、その上で言いにくい話でもすることが重要なんだね。

コツは、目線を同じ高さにあわせる(一人が座って、一人が立ってたら、立ち上がるか座るかして同じ目線の高さにする)、姿勢を伸ばしてリラックスする、話の内容にあったスピード、声の調子で話す。

もっとアサーティブなコミュニケーションに使える言い回しとか教えてもらえるのかと思ったら、まずはコミュニケーションの基本からだった。
そういうテクニックは次回少し触れるって。

あっという間の1時間だったー!

最初は1セッション2時間って話してたけど、レッスン代がすごく高いらしく、1セッションあたり1時間にしてもらったんだ。

次回までに読んでおくように!ってコミュニケーションに関する本のプリントをたくさんもらったよ。
しっかりと読まなくちゃ!!