ニュージーランドの歩き方に執筆したコラム「ニュージーランド移住までの道」
*ガイドブック「地球の歩き方」の公式サイト「ニュージーランドの歩き方」に連載したコラム「ニュージーランド移住までの道」の再掲載です。
ニュージーランドでワーキングホリデースタート!
ドキドキの語学学校&ホームステイ生活がスタートした2002年4月。
メディアの勉強をしていた大学を休学し、ついに夢にまで見たニュージーランドでのワーキングホリデーに出発!わくわくしながらあれもこれもって用意してたら、スーツケースは32キロになってた。
さすがにこれはマズイと、なんとか26キロにサイズダウン。
1年分のスーツケースのパッキングなんて人生初めてだから、あれもこれも詰め込みたくなるよね?!
入りきらなかった分は後で郵便局から送ってもらうことに。
飛行機はシンガポール航空。
シンガポール経由だから時間は少しかかるけど、シンガポールからはクライストチャーチ直行!
飛行機の中ではわくわくする気持ちと同じくらい不安な気持ちにかられつつ、ホストファミリーと早く話せるようになりたくて英会話の本を集中して復習
10時間以上のフライトを経てクライストチャーチ空港に到着!
混みあった入国審査と税関を通過して、スーツケースをカートに乗せて押しながら到着ロビーに出ると、ホストファミリーの子どもたちが私の名前をローマ字で書いたサインを持って待ってた!
ちょっと緊張しながら挨拶してから、すぐにホストマザーの運転する車にのりこんで・・・
この時私は英語力があまりないから緊張してたけど、ホストファミリーには子供が2人いるから心配不要だった。子供ってなにも考えずにいっぱい話しかけてくれるから沈黙にならない!
私の英語が間違ってても何度でも聞き返してくれる…!
ホームステイの家について車を降りたら、落ち葉がたくさん落ちてるのに気づいて、4月だけどニュージーランドでは秋なんだって実感。
カンタベリー大学付属語学学校CCELでの留学スタート
週末ゆっくりしたら、ニュージーランドに着いて3日目(月曜日)から語学学校に初登校!
カンタベリー大学付属の語学学校CCELにしたんだ。
CCELは大きな学校だからレベル分けがしっかりしている、設備が整っているのがいいなって思ったのと、たくさんの生徒がいるから世界中から来た友達を作るチャンス!というのもあって。
申込みはニュージーランド現地のエージェントを通して。日本から最初のフルタイムの語学学校&ホームステイだけ、とりあえず申し込んであったんだ。
彼も一緒にワーホリで来てたけど、お互いの英語力向上のためにホームステイは別々のところにステイ
学校に着いたらすぐ、今日入学した留学生全員がラウンジに集まって、ガイダンスが。この日の新入生だけで2,30人くらいいたかな!
当時2002年ってワーホリで来ていた人数もピークだったみたいで、ホームステイが足りなくなるほどに大人気だったなんて聞く。
その後レベル分けテストがあって、ペーパーテストを一斉にしてから、1人ずつ先生とマンツーマンで会話(簡単な面接)してすぐに自分のレベルが判明。
まずはPre-intermediate(準中級)からのスタート!
この時は語学学校のカフェテリアでコーヒー一杯汲んでくるのですらドキドキだった!
他の人に話しかけるのがそんなに苦手ではない私でも新しい国で学校に通うのって楽しい雰囲気でも「ど、どうすれば!?」って少し戸惑ったというか。
でもどの国から来てる留学生も笑顔で気さくに話してくれてよかった~。
語学学校のラウンジにいたら、別のクラスの人でも誰かしら話しかけてくれてすぐに和んだ。
そこからはもう勝手がわかって、私からも話しかけるように。
やっぱりみんなニュージーランドに来たばかりなのは一緒、友達を作りたいってお互いに思ってる!だから日本に住んでるときよりどんどん友達が増えて、ぐんとニュージーランド留学生活が楽しくなってきた。
最初は英語もそんなに話せないけどクラスメイトは同じくらいの英語のレベルだから、お互い知ってる単語も似たようなもので英語で話しやすい!
彼のクラスは日本人一人だったけど、私のクラスは日本人が半分以上のクラスでちょっとビックリ。
渡航前には学校ごとの日本人比率を比較したけど、結局毎週レベルにによって人種比率は変化するものなんだってわかった。
毎週クラスメイトは入れ替わるし、こればかりは来てみないと分からないってね。
着いて初めの週にやったのは、バスカード(メトロカード)を作ったり銀行口座開設など。
銀行口座の開設は何とか自分でできた。(間違って理解したせいで、しばらくの間、いらない手数料を毎月少し取られてたけど^^;)
こういう苦労もワーホリのいい経験。なによりも英語で自力で銀行口座開設した!ってそんな達成感が嬉しかった。
あと、すぐに欲しくなったのが、現地の携帯電話。
放課後友達と待ち合わせするのに必要って気づいて、買った携帯は約1万円。
ニュージーランドで2002年当時売ってた携帯は、日本のに比べてかなり時代遅れで、着メロ単音、白黒液晶に文字が3列表示されるだけ、携帯電話自体も大きくてポケットにぎりぎり入るサイズ…
日本では携帯や電化製品のチョイスが多くって、選びきれない位のセレクションから選べる、もちろんカラー液晶でカメラもついてて…って説明したらホストファミリーが驚いてた。
日本はハイテクだと思ってたけどそんなに違う携帯をみんな使っているの!?って。
日本に住んでいたら何でも幅広い種類から選んで購入できる常識だけど、当時、ニュージーランドでは手に入るものが限られていたから、その中で工夫して生活することの必要性に気づき始めた。
それはそれで物を大切にしていいし、実際、多少不便でもやってけるからね。
語学学校は朝から午後3時まで毎日授業があってちょっと大変だけど、楽しいしやりがいがある!
毎週月曜日に新入生が入ってきて、金曜にはたくさんの人が卒業して…
ニュージーランドに来て1、2ヶ月経った頃には、英語に少しずつ慣れてきた実感が。