ニュージーランドの歩き方に執筆したコラム「ニュージーランド移住までの道」
*ガイドブック「地球の歩き方」の公式サイト「ニュージーランドの歩き方」に連載したコラム「ニュージーランド移住までの道」の再掲載です
初ニュージーランド旅行とワーキングホリデーを決めるまで
今でこそニュージーランドに移住してから6年以上経ったけど(2014年、コラム掲載時)、思い返せばニュージーランドに初めて足を踏み入れたときから、チャレンジの連続だった。
このコラムでは、初めてのニュージーランド旅行から始まって、ワーキングホリデー、そしてニュージーランド移住…って今までの生活を振り返って書いていこうと思うよ。
今回は初めてだから、なぜニュージーランドを選んだのかについて!
私が初めてニュージーランドとの関わりができたのは大学に入ってから。
大学ではマスコミュニケーション学科を専攻。(メディア+コミュニケーション)
それまではニュージーランドってどこ?ってくらいに無縁な国だったんだけど、大学の英語の先生がキウイ(ニュージーランド人)だったのがきっかけ。
明るくて気さくな先生で、卒業後もずっと交流があって今では先生と生徒というよりは大切な友達なんだけど…当時、ニュージーランド風ホームパーティーに呼んでもらったり、羊が大量にいる写真、ミルフォードサウンドの雄大な景色のポスターを見せてもらったりしているうちにすごく行ってみたい!って思うように。
先生は英語の宿題を忘れた生徒にマーマイト(しょっぱいパンに塗るペースト)を舐めさせたり!するような面白い先生で、友達と一緒に毎日研究室に通っては頑張って英会話してたんだ。
当時はあんまり英語が話せなかったけど、ニュージーランドについて身振り手振りで話してるうちに、ニュージーランドについてさらに興味がわいて・・・大学の春休み(2001年)に、ついにキウイの先生と生徒5人でニュージーランドのレンタカー旅行を決行することに!
それまで町の青少年派遣団でロンドンやパリ、大学の語学研修でイギリスの大学3週間短期留学など行ったことはあったけど、ただ飛行機のチケットだけ買って海外に自由旅行なんて初めてで超ドキドキだった

2週間の旅行では、首都ウエリントンからフェリーで南島に渡って、ピクトン、ネルソン、ウエストポート、グレイマウス、クライストチャーチ、カイコウラにブレナム、カイテリテリとぐるーっとまわって…
途中、先生の家族の家にお邪魔したり、友達のファームを訪れたり、海で貝を拾ってモーテルで調理したり…カイコウラでは一人では食べきれない位の巨大クレイフィッシュを一人一匹ずつ買って(当時はほんと安かった!)豪快に食べて。
今考えたら最初からそんなオリジナルな旅が出来るってなかなか無いありがたいこと。
特にクライストチャーチは気に入って、1泊の予定を2泊に延長!

この旅行では、ニュージーランドの大自然とウエルカムなニュージーランドの人たちを知ることができて、旅行を終える頃にはすっかりニュージーランドファンになってたんだ。
途中飛行機のストップオーバーでオーストラリアのシドニーにも寄ったけど、ニュージーランドの楽しさは衝撃的だった!
ニュージーランド旅行から帰ってきてから思ったのは、今度はもっと海外に長くステイしてみたいなってこと。
それでワーキングホリデーに興味が出てきて調べてみたら、どうやらニュージーランドは一番安く英語を勉強出来るし生活費も一番安いとのこと。
そのときはまだ大学生だったから、予算も少ないし(当時物価が安かった)ニュージーランドが最有力候補地になってたの。
それに行くとしたら、ニュージーランド旅行ですごく気に入ったクライストチャーチに行きたいってね。
でも海外に1年間住むなんて、夢のまた夢のようにも感じた。
まだ大学生だし、休学して海外に1年住むなんてすごく突拍子もないことのように思えて…
最初のニュージーランド旅行に彼氏(現在は夫)も一緒に行ってたんだけど、まず当時通ってた大学院を休学してワーホリにいく!って決断したのが彼。
それで私にもワーホリがぐっと現実的に思えてきて。
このまま大学を卒業しちゃう前に、海外に出ていろんな事に挑戦して自分自身を成長させたいし、英語力も伸ばしたい!って次第に強く思うようになったんだ。
そう決めたらあとは一直線!
大学でマスコミの勉強をしつつアルバイトで1年間出来る限りお金を貯めた。
「ワーキングホリデーでニュージーランドに行ってくる」って友達に話しながらも、本当に私が海外に一年間も住むなんてなんだか実感がわかなかった。
でもNZのことを考えると、すごくわくわくして眠れないような気持ちに!
そして大学3年生の後期が終わってから、大学の一年間休学手続きをして、ニュージーランドについに出発する時が来た!!
