デザイン専門学校

ニュージーランドのデザイン専門学校Yoobeeで授業ってどんな感じ?

ニュージーランドのデザイン専門学校Yoobee(ユービー)に以前通っていた時、課題制作がなかなか大変だった。

ニュージーランドの専門学校や大学に通って、出来ればそのまま現地就職して永住権も取りたいという世界からきた留学生も通っていたけど、手に職つけるためには放課後も努力する必要がある。

午前の授業は理論を学び、午後の授業は全部ラボと呼ばれるデザイン制作実習

課題によって1~2週間かけて作って、本番の紙に印刷して提出したら、また次の課題に取り組む・・・

Yoobeeはニュージーランドでも大きいデザイン専門学校で、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、3D、ゲーム、アニメなどクリエイティブ業界に多数卒業生を輩出している専門学校。
オークランド、ウェリントン、クライストチャーチにキャンパスがある

今回の課題は

Annual General report!

上場してる会社が公開している「会社の一年間の総決算のレポート」のデザインをしよう!っていうもので、制作期間は2週間、最低12ページから。

もちろんただ既存のものをコピペしてレイアウトしなおす・・・っていう訳にはいかず、
本文はコピーしてもいいけど、しっかりとリサーチしてなぜこのデザインにするのか、この色にするのかなどをはっきりさせないといけない。

会社の総決算レポートデザイン実習

まずはニュージーランドの上場企業トップ50のサイト(NZX)から会社のリストを見て、そこからどんなレポートがあるのか見てみる。

確かにどの会社もデザインがしっかりしてる!
ニュージーランドの会社

このレポートは、消費者がターゲットオーディエンスじゃなくて、投資家向けに作られたもの。

そこを考えてデザインする必要がある

アウトドア用品カトマンドゥー
ニュージーランド カトマンドゥー

ただ数字を並べてるだけのレポートは、読む気もしないよね。

でもこうして写真も入れて分かりやすくしてあれば内容が伝わる。

ニュージーランド定番の個人売買サイトTrede Meは、NZらしい写真とトレードミーオリジナルキャラクターのキウイのイラストを組み合わせた挿絵も
trade me ニュージーランド
こういう遊び心もいいな~

気になるページを印刷しては、ワークブックに貼り付けて、アナライズしていく。
なんでこのデザインがいいと思うのか、こういうところを取り入れたい、こういうのは良くないなど、何ページにも渡って書いていくことによって、デザインの方向性が決まってくる
リサーチ ニュージーランド

それと同時にタイムライン(何日にリサーチ、何日にデザインを開始して、何日にクラスメイトと批評しあうなど)を書いて、自分でデザインのスケジュールを立てたり、
ブリーフを書いたりも。

ブリーフっていうのは今回制作するものの目的のようなもので、
「どの会社のレポートを作ります。ターゲットはこんな層で、こんなメッセージを伝えのが目的。どんな風に表現していきます」
って文章で書いていくんだ。

これらのリサーチ、タイムライン、ブリーフなど一つでも欠けると、デザインが良くても課題をパスできない
必ず毎回やって先生にチェックしてもらう。

たまにリサーチに飽きて、ブリーフも書けてないのにデザインを始める人がいるけど、先生が来て
「リサーチはどこ?ブリーフは?まずはそこに戻ってやりなさい」って言われる><

デザイン会社で働くと、いつまでに制作します、こういうコンセプトで…て最初に明確に提示するものだから、プロと同じやり方で徹底している。

専門学校に入る前は、「デザインのソフトウエアについて学びたいな~。コツをいろいろ学びたい」って思ってたけど・・・
多くの時間はこういったリサーチに費やされるんだよね。
リサーチが終わると、残り少ない制作時間で、みんな黙々と作業・・・

でもその下準備が良いデザインをするために大事なんだって。

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