中学、高校生がニュージーランド留学を思い立った時、不安になることの一つが「子供が一人で飛行機に乗れる?」ということ。
オークランドが目的地だったらニュージーランド航空の直行便で来れば乗り換えもなく楽だけど、クライストチャーチやネルソン、ウェリントンなどの地方都市に留学する場合、オークランド空港でイミグレーション、税関を通って外のエリアに出てから、国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動して飛行機を乗り換えないといけない。
実際にやってみると全く難しいことは無いんだけどね。
そんな時に便利なのがアナカンサービス!
子ども一人で飛行機に乗る時に使うアナカンって何?
アナカン自体を聞いたことが無い人も多いけど、アナカンサービスとはUnaccompanied Minor Service(アナカンパニードマイナーサービス)の略で、子どもが大人抜きで飛行機に乗る時、各航空会社がサポートしてくれる安心システム。
UMNRとも略されたり、UMサービスとも呼ばれる。
ニュージーランド航空では特別なリストバンドをつけて渡航する。
首からアナカンのカードを下げているから、航空会社スタッフにもパッと見すぐわかる
13才のりなちゃんがニュージーランド中学留学した時にアナカンを利用、写真を撮らせてもらった
手につけている黒いのがそのニュージーランド航空の特別なリストバンド「エアバンド」。
ニュージーランド航空のアナカンで便利な「エアバンド」
ニュージーランド航空では、チェックインするときにリストバンドを渡される。
国際線で移動する要所でこのバンドがスキャンされ、自動的に登録されている携帯番号にメッセージが送られる仕組み。
これが実際に来た携帯メール。
Kia oraとはニュージーランド先住民族マオリの言葉でhelloという意味。
チェックインが完了しましたよって書いてある。
そのあともabout to board (もうすぐ搭乗)しますとか、arrived(到着)したとか、Collected by ~ (~(事前登録した人)にピックアップされた)とか細かく携帯メールが来るから安心。
乗り換えもスムーズ!アナカンサービス内容
アナカンサービスでは、チェックインしてから、事前登録した大人が迎えに来るまで、ずっと航空会社のスタッフと行動。
アナカンパニードマイナーサービス利用者同士で集まり、スタッフと一緒に出国審査を通過、搭乗ゲートまで移動して、飛行機に乗る。
機内でもスタッフが近くにいていつでも質問できるし、飛行機を降りたあとの入国審査や税関を一緒に通過。
目的地に到着すると、事前登録された大人以外には引き渡しをしない
飛行機が出発するまで、他のアナカンサービス利用者と一緒にオークランド空港の控えエリアで待機中
アナカンの注意点
有料であることが多い。
ニュージーランド航空ならオンライン予約すれば、子ども一人あたり片道3700円、空港で予約するとこども一人片道7500円。
事前にオンラインで予約しておいた方がいいね。
アナカンで受け入れできる人数は限られているから、早めの予約がベター。
乗り継ぎ便の時は利用できないこともあるから、これも航空会社に要確認。
アナカンを実際に使ってみた感想
今までニュージーランドに中学、高校留学生が一人で来るときに何度もアナカンサービスで来たけど、みんな良かったって。
機内では、CAさんに近い一番前や後ろになることが多いって聞いた。
ニュージーランド航空をはじめ、各航空会社で実施しているから詳しくは問い合わせてみてね。
格安航空会社LCCにはアナカンサービスは無いみたい。
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