以前ニュージーランドのデザイン専門学校に通っていたころ、授業も後半にさしかかって、先に授業を始めたグループがこの日卒業だったんだ!
*私たちが入った時期には生徒数が少なかったから、2か月早く始まっていた、同じグラフィックデザインコースと合流。
その分、最初から勉強してる人たちは2か月早く卒業する!
会うのが楽しみなクラスメイトもいるから、今日で会えなくなるなんて寂しいな~なんてまだ卒業しない私たちは思っていたけど、この日は今日卒業組の緊張がピークに達してた。
みんな連日深夜12時近くまで!学校に残って作業してもやり直しの課題が終わらず…
話しかけにくい雰囲気
グラフィックデザインコースの生徒は、卒業する日にエキシビジョンといって作品を一般公開展示して、その後ドリンクやフードを片手に卒業パーティーがあるんだ。
最終日だから後はゆっくりとリラックスした感じになるのかな?と漠然と想像していたけどとんでもない!
最後の最後まで課題の修正が終わらず、必死に作業してたの。
卒業するときにNZQA Level6のディプロマを取るためには、テストは無いんだけど、全ての課題を業界スタンダード(プロの作品として出せるレベル)で提出しないといけないんだ。
でも先生が厳しくて、みんな最後終わるだろうと思っていても、「ここがダメ、もっと綺麗なモックアップ(厚紙に印刷して製本したものなど)を作り直して」ってバンバン指摘が来る終わらない・・・
実際、先生が厳しいというより、このNZQA(ニュージーランド政府の機関)のスタンダードが厳しいともいえる。
ニュージーランドの専門学校ではこのレベル6の資格を持っていれば、どの学校で学んでも同じレベルになるようになっているんだ。
学校に提出された課題は一部NZQAに送られて審査されているしね。
どたばたと卒業に向けて作業している横で私たちも今のうちに課題の修正を…
そしてグラフィックデザインコース終了の1時間前に、校長先生が来た。
「今日卒業予定の生徒の中で、今日中に課題の修正が終わりそうな人は?」
手を挙げたのはアマンダ一人…!
アマンダはクライストチャーチ近郊の街ダーフィールドからバス通学していて、一日2本しかバスがないから、午後しか授業が無くても朝一で学校に来てコツコツやってたんだ。
その頑張りが認められて、いろいろな食べ物が入ってるリボンのついたバスケットが贈られた。
でも1人しか課題が終わらないだなんて、他の生徒は・・・?
みんな平均して、あと2~3日位集中してやれば終わりそうって言ってる。
でも今日の夕方5時でコース終了だから、その時間からパソコンにもログインできなくなるんだって@@
それで一人抜かした残りの生徒は、コースを数日延長する手続きを。
現地のニュージーランド人生徒はそこまで複雑な手続きは無いけど、問題なのは2人の留学生!
1人はもうすぐ終わりそうだけど数日後にはインド行の一時帰国フライトが迫ってて、もう一人は数日では終わらなそうで、やはり一時帰国のため3日後のフライト@@
結局、この日コースを予定通り卒業したのはアマンダ1人、残りは数日延長、中国人留学生はなんと1ヶ月のコース延長で、一時帰国を延長するか、ディプロマ取得を諦めるか選ぶしか無い状態に…!
もし1か月以内に終わらなければ数日でも学生ビザの延長が必要になるという説明も。
予定されていたエキシビジョン(卒業展示)も、ドリンクもフードも全部キャンセルで超緊迫した最悪の雰囲気に…
こういう時留学生だと本当にシャレにならない。
後から入った組6人で、自分たちの時には絶対こんなぎりぎりにならないようにしようねって小さい声で話してた^^;
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