以前ニュージーランドのデザイン専門学校に通っていたころの話だけど、
授業も後半にさしかかって、先に数か月前に同じコースを開始したグループがいよいよ卒業!するはずだったんだけど・・・
みんなの想像以上にNZQA Level6のDiploma(卒業時にもらえる資格)基準は厳しく、なんと1人を抜かして全員が最終日に卒業できないという事態に@@
*私たちが入学した時期は生徒数も少なかったから、途中から2か月早く始まっていた、同じグラフィックデザインコースと合流していたんだ。
もちろん早く始まっている分、2か月早く卒業となるんだけど、課題が終わらなければ卒業も出来ないわけで・・・
後からコースが開始した私たちが授業を受けている間も、横で卒業できなかったクラスメイト達が険悪なムードでずーっと作業中・・・!
生徒たちもパスさせてくれない先生にむかついているっていうのもあるし、本来ならもう卒業しているはずが卒業式もなくなり、まだ最後の辛い追い込みが続いている・・・
そんな変な雰囲気の中、私たち後から卒業組は、デザイン専門学校の最後の課題に取り組み始めたんだ。
最終課題はStudioと呼ばれる、実際のビジネスのブランドデザイン、広告などを作るもの。
最初の2日で、どんなイメージで作るのかリサーチ、コンセプト決定、作るもののリストと、タイムラインなどの資料を作って、まず実際の制作に入る前にプレゼンテーションしないといけない。
これをピッチって言うんだって。
野球などでスタート地点をピッチっていうからって…って、クラスの前でプレゼンするならまだしも、個室に行って、3人の先生にプレゼンするっていうシチュエーションがちょっと緊張する。
「どんな鋭いつっこみが来るのか怖いよね」って話してた。
いつごろ何を作るのかは事前に自分でタイムフレームを決定する
実際にクラスメイトの1人は本当にストレスになっちゃったのか、絶対やりたくないって…
でもグラフィックデザイナーとして働く場合、まずこれ位の期間でこんなものが作れます、こんなイメージでどうですか?と依頼主に説明することになるから、これが出来ないと仕事が出来ないということ。
将来的にグラフィックデザイナーとして就職を考えている生徒にとっては、実戦さながらの授業で勉強になる。
ピッチをやってみたら…
先生3人は批判しようって態度じゃなくて、建設的なアドバイスをくれるし、つっこみは鋭いけど、こっちの話をちゃんと聞いてくれるし…嫌な感じではなかった。
でも準備がちゃんと出来ていなかったら、かなり気まずいことになっていただろうとは思う^^;
先にコースをスタートしていた生徒たちも、ほとんどは1週間ほどのコース延長で全部の課題を卒業レベルまでしっかり仕上げて、提出してディプロマ(卒業した時にもらえる資格)をゲット!
ただ、実際に先に卒業していった人たちの中でも1人だけは早いうちに諦めて退学…!!
留学生の2人も卒業できなかったんだけど、一人は1週間程のコース延長で無事卒業!
とはいっても一時帰国のフライトも変更しなきゃいけなくて大変だったみたいだけど・・・
もう1人の留学生は、卒業出来るレベルに達していないからと1ヶ月の延長を言い渡されて(留学生だから学生ビザの期限もあるし大変!!)、その後連絡もなく二度と戻って来なかったらしい…
海外の専門学校&大学は、入学出来ても卒業が大変って言うけど、確かに課題をNZQAに送って基準に達しているかが審査されているというのもあるから、一つ一つの課題が厳しく、結構大変!
とはいっても、やっぱり最後の最後になるまで本気だして取り組まなかったからこんな大変なことになったんだよねってクラスメイトと話してたよ。
前のグループの「現実」を目の当りにしたというのもあり、後から卒業組の私たちは、大変だけど前の課題も急いで終わらせて、卒業課題を早く始めることにしたんだ!
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