ニュージーランドで家を買うとき、弁護士がこの物件や契約に変なところはないか、チェックしてくれるんだ。
で、弁護士のケリーがLIMレポート(Land Information Memorandumの略で、市役所から取り寄せる土地調査レポート)と
title(登記簿)を取り寄せて調べたところ・・・
弁護士ケリー「ボディーコーポレートがちゃんとしてないね・・・」
ええ?
Body Corporate(略してボディーコープ)は、横に長く繋がってるユニットや、タウンハウス、アパートなどの集合住宅の物件の管理組合。
以前住んでたアパートでは、ボディーコープは外部会社が有料で請け負ってた。
コンプレックス内で問題が発生した時(勝手に駐車場に泊められる、騒音がひどいなど)にも、まず問い合わせるのは不動産会社じゃなくてボディーコープだったっけ。
集合住宅では共有部分があるから、その修理をする時にボディーコープの積み立て資金がないと、困るんだとか。
多くのボディーコープでは、毎年いくらかずつ各家のオーナーが積立金を出してて、そのお金がドライブウエイなどの共有部分の修理に使われる。
でもこの積み立て資金が無い!
それって・・・問題なの?
ケリー「いきなりドン!とお金が必要になった時、積立金が無ければ、誰か1人でも負担することが出来なければ何も行動できないでしょ。
それどころか、ボディーコープがどうなってるのかいまいち分からないんだよね」
で、ケリーから向こう側の弁護士に問い合わせてもらったところ・・・
ボディーコープは外部委託などしてなくて、オーナーのうちの1人がボランティアでやってるらしい。
お金をもらってちゃんとやってるなら仕事をしてくれそうだけど、ボランティアだと大丈夫かな?って確かに思っちゃう・・・
今までこのタウンハウスを建ててから13年間、それで問題なかったらしいけどね。
ニュージーランド人の友達も変わってるね~って言ってたけど、まあ逆に言うと管理費用がゼロなわけで、何かあったら相談し合ってみんなで払うのかな?
こうして、この日弁護士から相手側の弁護士に連絡がいき、契約書がアンコンディショナル(条件付で無くなった)になって契約が成立。
次は手付金(家の価格の10パーセント)を銀行から振り込むことに!