ニュージーランドでは記録的に移民の数が増えていて、「オークランドが混み過ぎている」「移民が高騰している家の価格を押し上げているのではないか?」「ニュージーランド人の仕事が奪われる?」って時々ニュースで取り上げらているけど・・・
「ニュージーランドの永住権を取るための条件」が、2016年10月に厳しくなったばかりなのに、さらに永住権の審査を厳しくするという発表が今日あってビックリ!!@@
参考に、去年変更になった点は…
<永住権のSkilled Migrant Category(技能部門)の去年の変更点>
・永住権の最初のステップ、EOIはポイント制で、今まで140点を超えていれば自動選出されていた→「160ポイント以上必要」に変更
・必要な英語力はIELTS6.5。以前は英語環境で働いているなど、移民局の審査官が大丈夫そうだと判断したらアイエルツの試験を免除されることもあった→カナダ、アイルランド、イギリスの市民権を持っていたり、アメリカで5年以上働いた経験がある、またはオーストラリア、ニュージーランドで5年以上の留学経験があるなどの厳しい条件に当てはまらなければIELTS6.5の提出が必要に
この変更だけでも衝撃が走ったのに、さらに今日ニュージーランド政府から発表が…

2017年8月から、政府がスキルを認めている仕事(Skilled Migrant)で申請する場合、最低でも年収が4万8859ドル必要に!
時給にすると23.49ドル。
ちなみに、今の最低賃金は15.75ドル。
もしスキルが認められていない職業だった場合、その1.5倍の7万3299ドルの年収が必要。
(時給35.24 ドル!)
この年収が無い場合、永住権の雇用ポイントとして加算出来無くなる。
低賃金で外国人労働者がたくさん入ってくると、ニュージーランド国民の失業率が上がるっていうのも分かるんだけど、これで急に申請出来なくなっちゃう人もけっこういるんじゃないかなTT
オーストラリアやアメリカも、つい昨日ビザを厳しくするって発表があったところだったし、世界的にそういった流れになっているんだろうね。
ただ、年齢ポイントについては、30歳~39歳の人は今まで以上のポイントがもらえるんだとか。

前回の変更で、英語力(IELTS6.5)をしっかりとチェックするようになって、必要ポイントも160ポイントに上がり、さらに給料にまで言及されるって、ここまで急に基準を上げられるなんてね。
この発表前でも、移民弁護士と話した時に「どの職業で永住権を申請するとしても、「その職業のニュージーランドでの平均的な給料」を参考にして、それ位はもらっていないと、スキルがあると認められないことが多いから注意」って話してたんだよね。
だからこの移民弁護士は、いつも永住権を申請する前に、申請者の職業のジョブディスクリプション(仕事内容)と給与をよく確認して、これくらいの額を貰ってないとだめ、足りないならボスに賃上げを頼むか、転職するか、別のキャリアを考えた方がいいってアドバイスしてたのを思い出したよ。
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